桃の節句

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日本には五節句があるのをご存じでしょうか?

1月7日 人日(じんじつ)七草の節句

3月3日 上巳(じょうし)桃の節句

5月5日 端午(たんご)菖蒲の節句

7月7日 七夕(たなばた)星祭り

9月9日 重陽(ちょうよう)菊の節句

この五節句は明治6年に旧暦から新暦に切り替わったため廃止されたそうですが、3月3日は桃の節句、5月5日は端午の節句と呼ばれ、それぞれ「ひなまつり」「こどもの日」として今でも祝われているため親しみを感じる人も多いと思います。1月7日の七草の節句や7月7日の七夕も親しみのある節句ですね。

そして今日は3月3日、ひなまつりです。

女の子の幸せと健やかな成長を願ってお祝いする日であり、旧暦の3月3日は桃の花が咲く季節にあたるため「桃の節句」と呼ばれます。私の家では2月になるとおひなさまを出して、母と飾りました。子供心にその日が楽しみで仕方なかったのを覚えています。そして3月3日の夕食に「ちらし寿司」、食後のデザートには「和菓子」を食べました。おばあちゃんが桜の花をあしらった「さくら寒天」を作ってくれて、そのきれいさにうっとりしていた記憶があります。おやつにはよく「ひなあられ」が登場しました。今はもうおひなさまを飾ることはありませんが、今でも夕食にはちらし寿司とすまし汁を作り、食後のデザートには和菓子(桜餅や3色だんごなど)を食べます。どんどん失われつつある昔ながらの季節の節目を祝う日本の伝統行事を大切にしていきたいなと思う今日この頃です。

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